東陽化成:花と香りのページです。
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 香水の香の原料の女王ともいえるのがバラです。
一言にバラといってもバラ科の植物は広い種類にわたり、また、純粋な「バラ」そのものにも古代からのオールドローズ以外に品種改良された多種多様な種類があります。

 栽培地域も世界中に広く分布し、観賞用から香水の原材料、あるいはアロマテラピーやハーブティーの材料としても用いられます。多くの高級香水には、バラとジャスミンが入っている。好き嫌いが分かれる「香料の王」ジャスミンに対し、万人に好かれ「女王」と呼ばれるバラ。
その香りを構成する化学成分のうち現在、約五百四十種類が解明されている。しかし完全な人工香料作りは今も成功していない。未解明の成分が五百種はある、とみる専門家もいる。科学の手はなかなか「香りの女王」に届かない。「バラの香りは少なくとも四千年前から愛されてきた」
グラースの街中にある香水博物館には、こんな説明文がある。その証拠は現在のイラクで見つかった「花の香りをかぐ女神像」(紀元前二千年ごろ制作)
古代メソポタミアの女神が両手に持つ一輪の花はバラにちがいない、という説だ。
   
   現代バラの香りはざっと六種に分けられる。資生堂香料開発室(横浜市)の蓬田勝之主任研究員(54)らは、この十年で約一千種のバラの香りを分析し、分類を試みた。複雑に交配されたバラも、花姿を優先して改良された現代バラだが、香りの面でも先祖の特質がブレンドされて引き継がれていた。特徴と代表的品種を紹介する。

ダマスク・クラシック系
ケンティフォリア系の強い甘さとガリカ系の華やかさを併せ持つ。「芳純」=写真、「グラナダ」など

ティー系
紅茶に似た上品で優雅な香り。中国原産のコウシンバラやギガンティアの成分を含む。「乾杯」=写真、「ガーデンパーティ」など

ブルー系
神秘的で透明感のある香り。青みがかったバラに特有。「ブルームーン」=写真、「スターリングシルバー」など
ダマスク・モダン系
クラシック系の成分を受け継ぐが、より情熱的で洗練された香り。「オクラホマ」=写真、「パパメイアン」など

フルーティー系
桃やリンゴに似た香り。ダマスクとティーの成分を含む。「ダブルディライト」=写真、「マリアカラス」など

スパイシー系
丁子に似た香り。ダマスク・クラシックの香りが基調。「デンティべス」=写真、ハマナス系のバラなど

 

 
  出典:資生堂資料より抜粋引用、他  
     
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